2次的思考日記

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【錦織圭のスケジュール】世界5位のテニスプレーヤーに求められるスケジュール徹底解説

錦織圭】世界5位のテニスプレーヤーに求められるスケジュール徹底解説

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 テニス選手たちは年間約20大会ほどを選んで出場してる。しかし、現実的にはさほど多くの選択肢が残されているわけではない。錦織をはじめとしたトップ選手たちには、出場を義務づけられている大会が多くある。前年度のランキング30位以内の選手には、以下の出場義務が課されている。

 

出場義務1

グランドスラム4大会(全豪・全仏・全英・全米)

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出場義務2

・【マスターズ10008大会インディアンウェルズ・マイアミ・マドリード・ローマ・

  モントリオール・シンシナシティ・上海・パリモンテカルロ大会だけは例外的に出場義務対象外

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出場義務3

【ATPツアー500】4大会(1大会は全米オープン後に出場しなくてはならない)

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例えば

ATP500で優勝           → 3セットマッチを5試合

ATPマスターズ1000で準決勝敗退 →  3セットマッチを4試合

グランドスラムベスト8      →  5セットマッチを5試合

 

 といった具合に試合数が積み上がっていく。故障したり、調子が悪くなったりすることもある中で勝ち続けることが求められる。それも世界中の会場を転戦しながらだ。その結果が、世界ランクとして表れてくるのだ。本当にトッププレーヤーのすごさには頭があがらない。テニスの面白さの一端がここにあるのだ。

【錦織圭という奇跡!】ATPツアーシステム解説 賞金総額€809,600のゲリー・ウェーバー・オープン開幕特集!

「賞金総額€809,600のゲリー・ウェーバー・オープン開幕特集!」

 こんばんは。錦織圭選手は本日開幕したATP500ゲリー・ウェーバー・オープンに出場します。初戦は明日日本時間16日予定。昨年は準決勝でロジャー・フェデラー選手(世界ランキング第2位)に準決勝で敗れた大会です。今季、ツアー2勝世界ランク5位(5570㌽)の錦織選手は、このATP500というカテゴリーでポイントを積み重ねたいところです。どこまでいけるか楽しみですね。

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※写真はゲリー・ウェーバースタジアム

 

「ATPツアーシステム解説」

 テニスの世界でランキングが重要視されている大きな要因に、世界中の選手が1つのポイントシステムの上で競争をしていることがあります。プロに転向したばかりの若手選手も、ウィンブルドンで優勝杯を掲げる選手も、一直線に並ぶシステムをとっている、それがATPのポイントシステムです。

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 世界男子ツアーはATP(Association of Tennis Professionals)によって管理・運営されています。現在ランキングシステムには、「エントリーランキング」と「チャンピオンズレース」との2つのシステムがあります。

 「エントリーランキング」は、過去52週間に出場した上位19大会のポイントの合計で年間ランキングを決める方式です。ランキングが十分高くグランドスラム4大会やマスターズ1000シリーズ9大会の本戦にストレートインできる選手は、それら大会に仮に欠場(つまりゼロポイント)してもポイントがランキングに反映されます。それら13大会の他に年末のマスターズカップとインターナショナル・シリーズで獲得した上位5大会のポイントの合計となります。

 一方の「チャンピオンズレース」は、2000年からスタートとしたシステムで、毎年すべての選手が0ポイントからスタートし、出場大会ごとにポイントが加算され年間ランキングを決める方式です。例えば、年初に行われる大会で好成績を収めると、その選手は必然的に、その年の前半はチャンピオンレースの上位になるわけです。ポイントの対象は1シーズン19大会で、エントリーランキング同様にグランドスラムなどの成績が自動的に反映されます。このシステムは単純明快で分かりやすいのですが、その時々の勢いだけがランキングに反映され、あまりにも短期的すぎるという批判があります。両方式も一長一短がありますが、2006年からはシングルスでは「エントリーランキング」が再び一般的な仕組みとして利用されています。

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グランド・スラム

全豪オープン全仏オープンウィンブルドン・USオープンの4大大会をさします。優勝者には2000ポイント、準優勝には1200ポイントが加算されます。賞金額は大会ごとにばらつきはありますが、シングルの優勝者の賞金額も1億円越が当たり前。 

ATPマスターズ1000

⇒ATPツアーの最高峰大会で、賞金総額が245万ドル以上の大会です。優勝者には1000ポイント、準優勝には600ポイントが加算されます。

ATP500シリーズ

⇒マスターズ1000の次にランクの高い大会として位置し、賞金総額100万ドル以上の大会をさします。日本で開催される、楽天オープン(東京)はこのシリーズに属します。現在年に9大会あります。 優勝者には500ポイント、準優勝には300ポイントが加算されます。※ゲリー・ウェーバー・オープンもこのランク。

ATP250シリーズ

⇒賞金総額45万ドル以上の大会で、現在年間39大会開催されます。 優勝者には250ポイント、準優勝には150ポイントが加算されます。※錦織選手が3連覇中のメンフィスオープンがこのクラス。

【ATPチャレンジャー・シリーズ】

⇒日本で言うツアー公式戦の下に位置する賞金総額2万5千ドル以上15万ドル以下の大会です。西岡選手やダニエル太郎選手はこのクラスで戦っている。

【ATPフューチャーズ・シリーズ】

⇒賞金総額1万ドル以上1万5千ドル以下の大会で、1998年に創設されたシリーズです。

 

これはおまけです↓

【ゲリー・ウェーバー・オープン ドロー表】

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※錦織選手は第2シードから優勝を狙う!

 

【推薦!】最近読んだ面白くてためになる良書一覧!

最近読んで面白くて、為になる良書をご紹介します。おすすめですので、通勤・通学電車や休日などで読んでみてください!

 

①「情報操作とボスニア戦争」

高木徹著 講談社文庫

NHKでプロデューサーとして働く著者がアメリカのPR会社ルーダーフィン社のジム・ハーフ氏並びにウクライナ外相シライジッチ氏に関する徹底的な取材を行い、書き上げている。ポスターやCMのイメージが強い日本の広告とは一味違う強烈な広告(PR)業というものについて認識させられる1冊。講談社ノンフィクション賞新潮ドキュメント賞のW受賞作品!

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②「社会心理学講義~閉ざされた社会と開かれた社会~」

小坂井敏昌著 ちくま選書

パリ大学社会心理学を教える著者が、実際に大学の講義で学生に語った内容をまとめた一冊。投資やビジネスに必要な心理学の基礎を知ることが出来るだけでなく、社会の動きを心理学的アプローチで紐解いた良書。フォーブスジャパンの書籍欄でも紹介されていた。

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③「巨大投資銀行(上・下)」

黒木亮著 角川文庫

→証券会社・都市銀行・商社の海外部門を渡り歩いた著者が描く、投資銀行を題材にした経済小説。フィクション小説とは思えないほど、実在の金融機関を連想させる名称が頻出する。(ex:モルガン・スタンレー⇒モルガン・スペンサー)現実離れしているけれど、読者を引き込む強い引力の文章と展開にハマってしまう人も多いはず。

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続く

 

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