2次的思考日記

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【株式分析】 ANAホールディングス(株) 9202

【株式分析】 ANAホールディングス(株) 9202

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          ※ANA株の10年チャート図(2006年1月~2015年7月10日)

 

 ずーっと書きたいと思っていたANAホールディングス株の分析記事。 至らない部分はございますが、ご参考までに。詳細情報はANA公式ウェブサイトより。

 

ANA全日本空輸)の社史

 1952年(昭和27年)12月。第2次世界大戦により壊滅したわが国の定期航空事業を再興することを目的に、日本ヘリコプター輸送株式会社(資本金1億5千万円)を設立。

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ANA全日本空輸)の事業内容

 

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                       ※ANA公式ウェブサイトより)

 上記の売上高構成比を見ると、航空事業(73.5%)+航空関連事業(10.0%

)=83.5%となっている。もちろん、機内サービスなどでも収益はあるが、収益のほとんどを旅客や空輸事業などで捻出するビジネスモデルとなっている。

 また、ANAグループの航空事業は、国内線輸送旅客数で世界第9位国際線を含めた総輸送旅客数で世界第15位の規模となっている。

 

世界優良航空会社ランキング2015

1.ニュージーランド航空
2.エティハド航空(アラブ首長国連邦
3.キャセイパシフィック航空(香港)
4.カンタス航空(オーストラリア)
5.エミレーツ航空アラブ首長国連邦
6.シンガポール航空
7.エバー航空(台湾)
8.ルフトハンザ航空(ドイツ)
9.全日空(日本)
10.ブリティッシュ・エアウェイズ(英国)

 

 よく航空会社の優良度合いを判断する材料に、 世界優良航空会社ランキングがある。ちなみに同ランキングは航空安全情報サイトがまとめたもので、項目は機内イノベーションや記録的な業績、安全運航、スタッフのモチベーションなどがある。JALが入っていないのは、記録的な業績でマイナス点が多いからだろう。

 

所有航空機体数

ボーイング機 201機

エアバス機 12機

ボンバルディア機 21機

合計 234機

 ボーイング787型機がバッテリー関連の不具合による緊急着陸を行うという事態が2013年1月に行った。しかし、3ヶ月後には国土交通省からも認可が下り、メーカーからの改修作業が済んだということである。

 

航空業界の業況について

 第70回定期株主総会において、航空業界の国際的業況並びに国内業況の状況が説明され、前者においては「緩やかな回復基調」という表現が用いられた。また、国内航空業界の状況については「訪日外国人客の増加やインバウンド収益の増加などにより、概ね順調に推移した」とする報告があった。

 

為替リスク

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                    ※円ドル相場10年分(2006年~2015年)

 前述のANA株10年チャートに合わせ、10年チャートの円ドル相場を添付した。

やはり、為替の上下動との相関性は強いと言える。今後も円安が進行する場合は更なる株高が期待されるが、同時に、円高局面では業績に関わらず株安に触れる可能性が高い。

 

原油(燃料)リスク

 原油価格変動によるリスク 航空機燃料の価格は、原油輸入代金、精製費、輸送経費、関 税等の税金などで構成されており、原油輸入代金が燃料原価の 6割程度を占めている。原油価格が高騰すれば航空機燃料の 価格も上昇し、ANAグループにとって大きな負担となるため、航 空機燃料の価格変動リスクを抑制し、燃油費の平準化を図るた めに原油ならびにジェット燃料のコモディティデリバティブを利 用して一定期間のうちに計画的、継続的にヘッジ取引を実施し ている。ヘッジ取引量は全体の調達数量に対して一定水準の ヘッジ枠を設定し、四半期ごとに計画数量を設定しています。 実際の取引は、1回当たりの取引数量を現物市況に影響を及ぼ さない範囲で行い、現物の引き渡しを伴わない差金精算を毎月 または四半期ごとに実施している。

 

 

【錦織圭という奇跡】ウィンブルドン特集 優勝賞金48億5000万円!! 「世界で1つだけのセンターコート」 

ウィンブルドン 優勝賞金48億5000万円!!」

 middle sundayの本日、4回戦までを終えたウィンブルドン2015を振り返る。

 

”やはり限界だった錦織圭

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 芝前哨戦であるゲリーウェーバーオープン準決勝を、ふくらはぎの負傷で棄権した錦織選手。ウィンブルドンには間に合うという情報がNHKニュースでも実しやかに流れた。

 しかし、蓋を開けてみれば1回戦でS・ボレッリ戦がフルセットまでもつれる展開になり、ゲリーウェーバーオープンで負傷したふくらはぎがやはり悪化した。第5セットでは、メディカルタイムアウトを要求し、ハイソックスのようにふくらはぎを包帯で固定するシーンが国際映像で流れた。(この姿はゲリーウェーバーオープン準決勝のセッピ戦で見ていたので、「終わった…」と思わずにはいられなかった)勝利後のインタビューで足の具合を聞かれ「多分大丈夫だと思う。ダメでも言わない」と発言した。試合終了後にも、ネットに手を付き、顔を歪めながらアキレス腱を伸ばす姿が見られた。

 

 結局、2回戦S・ヒラルド戦を棄権した錦織選手。

 今年は全豪・全仏とベスト8進出を果たしており、ウィンブルドンでも同様の結果が最低限求められるものだったはずだ。結果は、2回戦棄権。前回、トッププレイヤーの超過密日程について、その凄さと危険性を考察したばかりだった。

ssud3712346.hatenadiary.jp

  クレーコートシーズンの躍進の副産物として、いつ怪我をしてもおかしくないような状態になっていたのだろうと今になっては思う。どれほどの試合数をこなしていたのかは、上のエントリーに書いたことなので、重複はしないが、錦織のラリー中心のプレースタイルとサービスエースやサーブ&ボレーが少ない試合展開は、股関節やふくらはぎに多くのダメージを残してきたことは間違いないだろう。

 

 先日のNHKスペシャル錦織圭の道」(うる覚えだが)では、腰にバンドをつけて負荷トレーニングをしていたが、フィジカルは急激には変化しない。

ジョコビッチが生み出したウィンブルドンへの1つの正解”

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 ここで、グラスコートシーズンの1つの回答と呼ばれているジョコビッチの選択を紹介したい。全仏オープンの1週間後、ドイツ・ハレとイギリス・エイゴンでATP500の大会が開催される。フェデラーナダル・マレー・ワウリンカなどのトッププレイヤーが参加する中、ジョコビッチだけは芝への練習に終始するというのが決まりとなっている(ちなみに練習風景をfacebookにアップすることもお決まりだ)。

 そして、昨年のウィンブルドンの覇者は彼だった。つまり、ハードな全仏までのクレーコートシーズンを終え、中1週間でATP500の大会を戦うというスケジュールが、誰にとっても特に試合数の多いトッププレイヤーについては、厳しいということを表している状況でもある。今年もエイゴン大会で優勝したマレーは現在、右肩を痛めているとされているし、フェデラーもフィジカルに不安を残す状態となった。

 スポーツにもしを持ち込むことは野暮であるが、もしゲリーウェーバーを回避していれば、錦織選手はウィンブルドンのセカンドウィークを今年は体験できたのではないだろうか?

 そして、明日から始まるセカンドウィーク。ベースライン付近の芝が禿げてきた。今年は誰が手にするのだろうか?ウィンブルドンのベランダに現れるのは?今年もやはりジョコビッチが勝つのだろうか?その回答を見届けたいと思う。

 

おまけコラム

「世界で1つだけのセンターコート

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  ウィンブルドンには19のコートがある。NO.1~No.18までコートがあり、大会運営者の判断によって、より重要だと考えられた試合がより小さい数字のコートで試合をすることになる。No.2コート以上がスタンド付きのスタジアム式になっている。錦織は初戦をNo.1コートで戦った。

 そして、ナンバーのつかないコートが1つある。それが「センターコート」だ。グランドスラムの大会会場には、それぞれ名高いセンターコートがある。全米の「アーサー・アッシュ・スタジアム」、全仏の「フィリップ・シャトリエ」、全豪の「ロッド・レーバー・アリーナ」などである。

 しかし、ウィンブルドンには名前がない。世界で唯一の「センターコート」がここなのだ。

【錦織圭のスケジュール】世界5位のテニスプレーヤーに求められるスケジュール徹底解説

錦織圭】世界5位のテニスプレーヤーに求められるスケジュール徹底解説

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 テニス選手たちは年間約20大会ほどを選んで出場してる。しかし、現実的にはさほど多くの選択肢が残されているわけではない。錦織をはじめとしたトップ選手たちには、出場を義務づけられている大会が多くある。前年度のランキング30位以内の選手には、以下の出場義務が課されている。

 

出場義務1

グランドスラム4大会(全豪・全仏・全英・全米)

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出場義務2

・【マスターズ10008大会インディアンウェルズ・マイアミ・マドリード・ローマ・

  モントリオール・シンシナシティ・上海・パリモンテカルロ大会だけは例外的に出場義務対象外

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出場義務3

【ATPツアー500】4大会(1大会は全米オープン後に出場しなくてはならない)

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例えば

ATP500で優勝           → 3セットマッチを5試合

ATPマスターズ1000で準決勝敗退 →  3セットマッチを4試合

グランドスラムベスト8      →  5セットマッチを5試合

 

 といった具合に試合数が積み上がっていく。故障したり、調子が悪くなったりすることもある中で勝ち続けることが求められる。それも世界中の会場を転戦しながらだ。その結果が、世界ランクとして表れてくるのだ。本当にトッププレーヤーのすごさには頭があがらない。テニスの面白さの一端がここにあるのだ。

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