2次的思考日記

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【錦織圭という奇跡!】ATPツアーシステム解説 賞金総額€809,600のゲリー・ウェーバー・オープン開幕特集!

「賞金総額€809,600のゲリー・ウェーバー・オープン開幕特集!」

 こんばんは。錦織圭選手は本日開幕したATP500ゲリー・ウェーバー・オープンに出場します。初戦は明日日本時間16日予定。昨年は準決勝でロジャー・フェデラー選手(世界ランキング第2位)に準決勝で敗れた大会です。今季、ツアー2勝世界ランク5位(5570㌽)の錦織選手は、このATP500というカテゴリーでポイントを積み重ねたいところです。どこまでいけるか楽しみですね。

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※写真はゲリー・ウェーバースタジアム

 

「ATPツアーシステム解説」

 テニスの世界でランキングが重要視されている大きな要因に、世界中の選手が1つのポイントシステムの上で競争をしていることがあります。プロに転向したばかりの若手選手も、ウィンブルドンで優勝杯を掲げる選手も、一直線に並ぶシステムをとっている、それがATPのポイントシステムです。

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 世界男子ツアーはATP(Association of Tennis Professionals)によって管理・運営されています。現在ランキングシステムには、「エントリーランキング」と「チャンピオンズレース」との2つのシステムがあります。

 「エントリーランキング」は、過去52週間に出場した上位19大会のポイントの合計で年間ランキングを決める方式です。ランキングが十分高くグランドスラム4大会やマスターズ1000シリーズ9大会の本戦にストレートインできる選手は、それら大会に仮に欠場(つまりゼロポイント)してもポイントがランキングに反映されます。それら13大会の他に年末のマスターズカップとインターナショナル・シリーズで獲得した上位5大会のポイントの合計となります。

 一方の「チャンピオンズレース」は、2000年からスタートとしたシステムで、毎年すべての選手が0ポイントからスタートし、出場大会ごとにポイントが加算され年間ランキングを決める方式です。例えば、年初に行われる大会で好成績を収めると、その選手は必然的に、その年の前半はチャンピオンレースの上位になるわけです。ポイントの対象は1シーズン19大会で、エントリーランキング同様にグランドスラムなどの成績が自動的に反映されます。このシステムは単純明快で分かりやすいのですが、その時々の勢いだけがランキングに反映され、あまりにも短期的すぎるという批判があります。両方式も一長一短がありますが、2006年からはシングルスでは「エントリーランキング」が再び一般的な仕組みとして利用されています。

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グランド・スラム

全豪オープン全仏オープンウィンブルドン・USオープンの4大大会をさします。優勝者には2000ポイント、準優勝には1200ポイントが加算されます。賞金額は大会ごとにばらつきはありますが、シングルの優勝者の賞金額も1億円越が当たり前。 

ATPマスターズ1000

⇒ATPツアーの最高峰大会で、賞金総額が245万ドル以上の大会です。優勝者には1000ポイント、準優勝には600ポイントが加算されます。

ATP500シリーズ

⇒マスターズ1000の次にランクの高い大会として位置し、賞金総額100万ドル以上の大会をさします。日本で開催される、楽天オープン(東京)はこのシリーズに属します。現在年に9大会あります。 優勝者には500ポイント、準優勝には300ポイントが加算されます。※ゲリー・ウェーバー・オープンもこのランク。

ATP250シリーズ

⇒賞金総額45万ドル以上の大会で、現在年間39大会開催されます。 優勝者には250ポイント、準優勝には150ポイントが加算されます。※錦織選手が3連覇中のメンフィスオープンがこのクラス。

【ATPチャレンジャー・シリーズ】

⇒日本で言うツアー公式戦の下に位置する賞金総額2万5千ドル以上15万ドル以下の大会です。西岡選手やダニエル太郎選手はこのクラスで戦っている。

【ATPフューチャーズ・シリーズ】

⇒賞金総額1万ドル以上1万5千ドル以下の大会で、1998年に創設されたシリーズです。

 

これはおまけです↓

【ゲリー・ウェーバー・オープン ドロー表】

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※錦織選手は第2シードから優勝を狙う!

 

【推薦!】最近読んだ面白くてためになる良書一覧!

最近読んで面白くて、為になる良書をご紹介します。おすすめですので、通勤・通学電車や休日などで読んでみてください!

 

①「情報操作とボスニア戦争」

高木徹著 講談社文庫

NHKでプロデューサーとして働く著者がアメリカのPR会社ルーダーフィン社のジム・ハーフ氏並びにウクライナ外相シライジッチ氏に関する徹底的な取材を行い、書き上げている。ポスターやCMのイメージが強い日本の広告とは一味違う強烈な広告(PR)業というものについて認識させられる1冊。講談社ノンフィクション賞新潮ドキュメント賞のW受賞作品!

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②「社会心理学講義~閉ざされた社会と開かれた社会~」

小坂井敏昌著 ちくま選書

パリ大学社会心理学を教える著者が、実際に大学の講義で学生に語った内容をまとめた一冊。投資やビジネスに必要な心理学の基礎を知ることが出来るだけでなく、社会の動きを心理学的アプローチで紐解いた良書。フォーブスジャパンの書籍欄でも紹介されていた。

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③「巨大投資銀行(上・下)」

黒木亮著 角川文庫

→証券会社・都市銀行・商社の海外部門を渡り歩いた著者が描く、投資銀行を題材にした経済小説。フィクション小説とは思えないほど、実在の金融機関を連想させる名称が頻出する。(ex:モルガン・スタンレー⇒モルガン・スペンサー)現実離れしているけれど、読者を引き込む強い引力の文章と展開にハマってしまう人も多いはず。

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続く

 

【速報!】世界学術機関ランキング2015! 今、注目のリベラルアーツカレッジも多数掲載!!

「世界学術機関ランキング2015」

 前回の記事で、2014年度世界学術大学ランキングを紹介しました。発表されているランキングの中では、私が最も信頼しているものですが、もちろんすべてにおいて納得している訳ではありません。「どうして、ここが入ってないの?」と思う部分もあります。では、いっそ2015年度版のプレランキングを自分で選定してみようと考えたのが、今回のエントリーの趣旨です。※本気でMBAや海外学術機関をお考えの方には下記2冊まず立ち読みでも何でもしていただくことをオススメします。

 

【世界学術大学ランキング2015! 今、留学したい私的世界大学ランキング】

1.ウィリアムズ・カレッジ(リベラルアーツカレッジ

 専門的なカリキュラム教育よりも一般教養に重きを置く「リベラルアーツカレッジ」の最高峰である同校。多様な科目(歴史・文学・美術など)を履修することができ、必修科目は設定されていない。ちなみに人気の専攻分野は英語学、経済学、心理学などで、教授陣・設備ともに充実している。学部生は全体で2070人とクラス規模が小さく、教授からきめ細かい指導が受けられる。平均で学生7人に対して教授1人の割合。180万km2という広大な敷地面積を誇り、全学部生が3/4が部活に入っている。

 長い人生の土台となる、思考方法、生活習慣、広範囲な基礎知識、を学ぶ世界最高の学習環境が揃っている。学費は約770万円(125円/1ドル換算)。

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2.スタンフォード大学

 経済・科学分野に強く、ノーベル賞受賞者22人、ピューリッツァー賞5人を輩出している超名門私立大学。企業や政府から現在、5000以上の研究を委託されている。卒業後進路は、ゴールドマンサックスやGEを初め、シリコンバレーが近いことからラリー・ペイジスティーブ・ジョブズのように起業する学生も多い。

学費は約760万円(125円/1ドル換算)。

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3.アマースト・カレッジ(リベラルアーツカレッジ

 全米最高峰のリベラルアーツカレッジ平均クラス規模10人程度と徹底した少人数教育を行っている。卒業生には、ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツなど4名がいる他、小説家ダン・ブラウン同志社大学創設者新島襄などが卒業している。学費は約770万円(125円/1ドル換算)。

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4.プリンストン大学  

 1746年創立。アイビーリーグの一つで、全米で4番目に古い歴史のある大学。この大学の最も魅力的な特徴はノーベル賞を受賞したポール・クルーグマン教授やダニエル・カールマン教授が在籍し実際に教鞭を振るっている点だろう。卒業生の中には大統領経験者が二人いるなど、各界の指導的人材を輩出している。

 広大なキャンパスにコロニアル様式の校舎やゴシック様式の寮が並び、格調のある雰囲気が漂う。経済学、歴史学、政治学などが人気の専攻分野。芸術系、各外国語、地理学、数学、国際関係など数多くの分野で全米トップレベルを誇る。200以上のサークルがあり、学生は課外活動にも積極的に参加している。留学生は約390人が在籍している。学費は約700万円(125円/1ドル換算)。

 

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 もちろんハーバード大学イエール大学といった言わずもがな、超名門大学が素晴らしくないというわけではなく、学ぶべき目的に沿った学術機関を選択するべきであると思っている。私の場合は、幅広い知的好奇心のある仲間と共に切磋琢磨することが高密度で可能な環境と伝統が大切だと考え、上記の通り4つの大学を選定した。是非ご参考までに。 

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